痩せているのにLDLコレステロール値が高い原因

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太っているわけではない、どちらかというと痩せているのにLDLコレステロール値が高い。

なんで?

何が原因?

こんな人もいるかと思います。



まず、コレステロールは体の見栄えとは関係ありません。

多くの人が、「コレステロールは太っている人の問題」だというイメージを持っているのではないでしょうか。

しかし、実際には太っている人でもコレステロールは問題ないという場合も多く、逆に痩せているのに異常値を示す人も少なくないのです。

では、なぜ痩せているにもかかわらず、コレステロール値が高くなってしまうのでしょうか。



まずコレステロールには、善玉のHDLコレステロールと悪玉のLDLコレステロールがあります。

HDLコレステロールは、血液中の余分なコレステロールを回収して肝臓に戻す働きをしています。

血管壁にたまったコレステロールも回収し、動脈硬化を防ぐはたらきもあるため善玉と呼ばれるのです。

逆にLDLコレステロールは、増えすぎると血管壁に沈着して動脈硬化をおこす原因になります。

なので、悪玉と呼ばれているのです。



ここで問題になるのが、このLDLコレステロールの方です。

痩せている人でLDLコレステロール値が高いのは、いくつかの原因が考えられます。

まず、女性の場合だと加齢に伴う体質の変化が、コレステロール値に影響することがあります。

女性ホルモンのバランスの変化に影響されるのです。

特に更年期になると、さまざまな変調や不快症状とともに、LDLコレステロール値も高くなります。

また、妊娠中にも上昇します。

妊娠中は、妊娠を維持するために胎盤からたくさんの女性ホルモンがつくられます。

この材料になるものがコレステロールで、特にLDLコレステロールです。

なので、この場合は特に心配する必要はありません。



その他の原因としては、食事の内容です。

食べる量は少ないが、悪玉を増やす食事であるケースが多いようです。

カロリー自体をあまりとっていないので、痩せてはいるがLDLコレステロール値が高いということです。

肉や乳製品など、動物性脂肪ばかり摂取して、野菜やキノコ、海藻などが不足していませんか。

また、炭水化物を抜いて、結果的におかずを食べる量が増えていたりしていませんか。

食事はバンスよく食べすぎないようにすることがポイントです。


あと考えらえるのが、ストレスです。

ストレスが病気に大きく影響していることが知られているように、LDLコレステロールにも影響があります。

普段からストレスを感じる生活を送っている場合は、ストレスをいかに減らすかというのがポイントです。

また、運動不足も1つの原因です。

痩せているから運動をする必要がないと考えるのは間違いです。

運動不足は、ホルモンバランスが大きく乱れ、血流や内臓機能が低下します。

運動をすることで、LDLコレステロール値を下げる効果も期待できますので、適度な運動をしましょう。

運動といっても、スポーツやトレーニングをしなければいけないわけではありません。

手軽に行える、ウォーキングなどの有酸素運動が効果的です。


以上、考えられる原因をあげてみましたが、

妊娠中や更年期を迎えているわけではない。

食生活も乱れているわけではない、ストレスもないし、運動も日々行っている。



どれにも当てはまらない方は、もしかして遺伝的な要因かもしれません。

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遺伝性の脂質異常症の人は、普通の人よりもLDLコレステロールを分解する力が弱いため、食生活の乱れがなくても、検査結果ではかなり高い数値が出ます。

動脈硬化が進行しやすいことも知られています。

親や祖父母、兄弟など血のつながったご家族に脂質異常症や心筋梗塞を起こした方がいる場合、遺伝的な要因によって起こる「家族性高コレステロール血症」の可能性が高くなります。

その場合は、食生活の改善や運動だけでは難しいものがありますので、薬での治療を併用することも多いです。

薬はやめれば、また元の数値に戻ってしまいますので、薬を処方された時には、医師の指示通りにきちんと飲むことが大事です。